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平成22年度 インダバ (指導者のつどい)

県連盟コミッショナー 中島佳一

雨。

思い出すのは、書家相田みつをの作品、「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」の言葉です。

この作品は、彼の生きる上のテーマであり、その人生を象徴するものだと思います。 インダバの感想には、関係ありませんが私の頭を過ぎった言葉です。 久しぶりに読み返しました。 雨の日には雨の中を……。


さて、今回も楽しい「インダバ」が無事終了しました。 スタッフの周到かつ、繊細な事前準備と熱意、そして皆さんの「やる気」「好奇心」「成長」「友情」「期待」「素直」「純心」etc.が見事にマッチし、そうそう、それと「自然」「環境」も混ざり合いより大きな成果を生むことができました。

今回の準備は、昨年の11月、県下各種コミッショナー一泊研究集会を実施した時に決め、着々と、頭とハートの中で構想は練られたのであります。

現地踏査3回、会場交渉2回行われています。 またいろんなプログラム展開で使われた小物もスタッフの手作りです。

涙ぐましい物語が沢山あります。

単身赴任の大都会東京の片隅で、黙々と簡易計測器をコピーしている姿を想像してください。 また、雨を想定し追跡サインをパウチ加工した「そなえよつねに」。 そして、奉仕実績のレポートの手を止めて、前回の名札の汚名を返上し、一生懸命作成したあなた。 極めつけは、雨乞いをしている森地副コミの姿を……。

そんな今までのスタッフを見て、今回は宍粟の田路さんがレプリカを寄贈してくれました。 ここまで書くと、来年のインダバは多くのレプリカが集まりそうですね。

少し裏話を披露しました。


そんな準備を、誰も愚痴ってはいません。

みなさんの喜ぶ顔、驚いている様子を想像し、微笑みながら作業している姿が目に浮かびませんか? あなたの隊もそのように心をこめて、みんなで協力し準備されているはずです。 マンネリ化し淡々と消化するプログラムでは、成長も感動も生まれません。 熱意は、必ず伝わります。 その連携(連帯)が信頼を生み、協調に繋がります。 そうすることが、中途退団の防止に、また、新たな仲間を増やすことに繋がると思います。

全員で体験し、学んでいく「インダバ」本当にありがとう。 次回にその夢を託して、成長した姿で再開しましょう。

PS:T地区委員長の雨の中、楽しくハイキングしている姿がとても印象的でした。 また、多くのローバースカウトの参加も心強いものを感じました。

◆ ◆ ◆

やっぱり楽しいスカウト活動(インダバの隊長役として)

県連盟副コミッショナー 清水秀彦

今年の活動は班活動を基本に"計測"、"地図とコンパス"というプログラム活動などで優秀班を目指し、それを支える班生活で協力心の高揚をねらっていました。 とりわけ計測や地形図とコンパス使い方の理解が参加者の皆さんの興味をそそるものとなりました。 テーマとして取り上げている"Backwoodsman"としては、更なる多岐にわたるスカウト技能の必要性を痛感してもらえたことと思っております。

またインダバでは、班と隊を組織し運営していますが、それは普通のボーイスカウト隊のような居心地のいい雰囲気をかもしだそうというねらいがあり、併せて対班競争で優秀班を表彰することがスカウトの成長にとって大変重要な活動であることもポイントにしています。 表彰を受けられる班の皆さんは自分たちの努力が認められたことに心から喜びを感じ"弥栄"を受けられたことと思います。 やはり表彰を受けることは名誉であり、やる気を起こさせます。

一方、隊長役として優秀班を表彰できることが、それまでの一連の活動がねらい通り進んだことを意味し、次の段階へプログラムを進める大きな区切りとなります。 その繰り返しで一泊二日と限られた期間ではありますが、時を経るにつれ仲間意識が定着し皆で作り上げる隊活動が出来上がります。 この過程がスカウト運動がねらったものであり、原隊でもぜひとも展開していただきたいことであります。

改めましてこの度インダバの隊長役として楽しい思いをさせていただきましたが、この喜びこの達成感を、参加頂いた指導者の皆様にも原隊で感じていただきたいと思っております。

弥栄